食品偽装 神戸市、監視強化へ 法令順守徹底図る 製造―販売、検査厳しく
全国で相次いだ食品の偽装問題を受け、神戸市は4月から、事業者のコンプライアンス(法令順守)の徹底を指導するなど監視強化に乗り出すことを決めた。昨年10月、老舗和菓子メーカー「赤福」(三重県伊勢市)による賞味期限の偽装が発覚したことから、市は特に食品表示に注目して、厳しくチェックしていく。また、市民からの苦情や情報提供は前年に比べて急増しており、食の安全に対する消費者の関心が高まっている。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20080129-OYT8T00837.htm
市は毎年度、食品衛生法に基づいて「市食品衛生監視指導計画」を更新。ホームページで公表している計画案には監視強化を盛り込んでおり、2月12日まで市民の意見を募集、反映した上で最終的に策定する。
強化案として、市は業者への立ち入りや食品の抜き取り検査を通じ、表示内容を厳しくチェック。▽賞味期限▽食品添加物▽遺伝子組み換え食品▽アレルギー物質――などの項目を重視し、問題があれば改善指導していく。
特に賞味期限は、原材料の仕入れから製造、販売まで一連の流れに沿って、関連書類の保管や期限の設定が適切に行われているかを確認する。県も県内約100施設の菓子類製造業者を対象に、今月から立ち入り調査を進めている。高級料亭「船場吉兆」(大阪市)で問題となった産地偽装は、国や県と連携して、情報交換を緊密にするという。
市は昨年6~9月、食中毒が多発する時期に取り締まりを強化したところ、輸入食品の賞味期限が日本語で表示されていなかったり、焼き菓子にアレルギー物質が表示されていなかったりするなど計13件の違反が判明。食中毒は8件あり、計113人が腹痛などを訴えた。また、昨年11月には、生かきの賞味期限を誤って本来より1か月後と表示したケースもあった。
一方、市民からの苦情や情報提供は同期間内に526件で、前年同期の1・4倍に急増。「身体異常」が171件(前年同期比25件増)、「食品表示」が70件(同15件増)あった。
市生活衛生課は「消費者の食品業者に対する不信感を一掃できるよう、監視や指導を徹底する。業者の意識を高めながら、食の安全を確保したい」としている。
(2008年1月30日 読売新聞)
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