食用花開発2年地域に利用広がる/千葉・南房総市【関東】
【ちば】南房総市の農事組合法人「南総えころじー」の食用花が、実を結び始めた。キンセンカの花びらを加工してペースト状にした「カレンジュラペースト」はソース、ゼリー、アイスクリームなどの素材として有望視され、地域内のコンビニやホテル、道の駅では今月から、「お花アイス」の販売も始めた。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=4947
同法人は花農家ら16人が、地域興しを目的に2年前に設立した。食用花をケーキ、和菓子、料理、干物などに商品化している。
食用化では花の持つ独特のえぐみや苦味を抑え、熱を加えても色落ちしないことがポイントになった。この独自技術は専門家の指導を得たもので、食品添加物や合成着色料をまったく使わずに、花の色や味を出す。
旧千倉町は冬から春にかけて、山から海ぎわまで花畑が続く地域。しかし高齢化もあって、直売できる道路沿い以外では耕作放棄地が増えてきた。このため農業と観光を支える花の衰退を危ぐする花・野菜・酪農家らが地元の人たちを巻き込み、農業をみんなで守る方法を考えようと法人を設立した。
2年間にわたって商品を開発し、地元の店や会社、レストランが花を生かしてくれるようになった。洋ラン農家で代表の早川光樹さん(53)は「農家で作る花を加工・販売して利益を出し、若い人にも魅力ある産業に育てるのが目的だ。今後は、製品化したカレンジュラペーストなどを食品素材として活用してもらえるように、営業活動にも力を入れたい」と話している。
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