独身20代の「食」は堅実 1日1222円、自炊派6割
独身20代の食費は1日平均1222円、一人暮らしの若者の6割強は自炊派と、意外にも慎ましやかだったことが農林中央金庫がまとめた調査でわかった。同金庫広報課は「飲んだり食べたり散財している先入観があったが、現代の若者は意外にも堅実だった」と驚いている。きょうから新入社員となった人も、食生活には気をつけてーー。
http://mainichi.jp/select/wadai/everyone/news/20080331mog00m040036000c.html
今年1~2月、東京近郊に住む20代の独身男女計400人に行った調査をまとめた。1カ月の食費を1日分に換算したところ、単身男性1471円、単身女性1370円、家族などと同居男性1133円、家族などと同居女性1028円。全体の平均は月に3万6658円で、1日あたり1222円。
平日の夕食の用意(複数回答)は単身者の64.0%は「自分で料理を作る」と回答。男性でも単身者は50.5%が自炊派だが、家族などと同居している男性で「自分で作る」と答えた人はわずか4.7%と落差は大きかった。自炊理由の1位は「経済的だから」で56.6%。特に単身者では81.5%と大多数を占めた。
◇中国産・組み換えには尻込み
食の安全に「関心がある」若者は70.5%となかなか。その話題のトップ3は「輸入食品」(65.6%)、「農薬」(61.3%)、「食品添加物」(51.1%)の順だった(複数回答)。今年に入り大きな問題となった「中国産野菜」については、「日ごろ食べている・食べてもかまわない」と答えた人はわずか10.5%。「遺伝子組み換え食品」も14.8%にとどまり、10人中9人が拒否反応を示した。
牛丼やハンバーガーを連想させる「アメリカ産牛肉」は50.5%で半数が容認。これら3点を「どれも食べていない・食べたくない」と考えている人は44.5%に上った。いずれも女性は男性と比べ「食べてもいい」と考える人は半数。今は独身でも、将来の家族や子どもの安全を思ったり、健康に注意している姿が浮かび上がった。
一方、賞味期限・消費期限間際の食品については、「値引きしてあったら購入」(58.8%)と「気にしないで購入」(10.0%)とを合わせ、7割近くの人が「購入」を選択。単身者は80.7%、家族などと同居の人でも60.6%が「購入」と回答。値段をよく見て賢く消費している様子がうかがえる。
調査をまとめた同金庫広報課は「今回の調査の時期がちょうど中国産食品が問題になった時期で関心が高かったのかもしれない。食事を作る理由は『経済的だから』が最も多いが、上司に飲みに誘われても行かない若者が増えていることとも関係がありそうだ」と分析している。【浜田和子】
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