伝統の香り酒母アイス 紫波・月の輪が発売
紫波町高水寺の月の輪酒造店(横沢大造社長)は、酒母の甘みを生かしたラクトアイス「糀(こじ)っ娘(こ)」を14日から業務用販売する。砂糖や添加物は一切使わず、原料は県内産牛乳と米、米麹(こうじ)のみ。アルコール分はなく、酒母の上品な甘さが特徴だ。製法特許を取得する同社が開発した全国初の酒母アイス。病院やレストランなどに販売したい考えだ。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080410_16
同社は日本酒醸造の過程で造られる酒母の自然な甘みに着目。砂糖の代わりにアイスに活用する製法特許を2003年に取得し、商品開発を進めてきた。県内の酒造会社が酒類以外の商品を手掛けるのは珍しい。
酒母は麹に水、酵母、蒸し米を加えて造る。糖化が進み、糖度が25%まで達した状態の酒母を牛乳と混ぜて凍らせる。伝統的な日本酒の醸造技術をアイス製造に応用した。
糖類や香料などの食品添加物は一切含まない。べたつかず、さっぱりとした甘さが売りで、わずかに酒麹の香味もする。
酒麹菌、酵母菌が多く含まれ、滋養強壮や整腸作用に効果があるという。カロリーも低く、100グラム当たり137キロカロリーと、通常のアイスクリームの6割程度だ。
健康志向の高まりを背景に、同社は県内外の病院や自然食品を扱うレストランなどに業務用として売り出し、初年度は約600万円の売り上げを目標とする。
横沢社長は「酒麹の香味が出過ぎず、十分な甘みがある商品にするため開発に苦労した。当面は業務用のみだが、好評なら一般販売も検討したい」と話す。
1000ミリリットル入り2100円。問い合わせは同社(019・672・1133)へ。
【写真=月の輪酒造店が業務用販売する酒母アイス「糀っ娘」】
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