「トルビア」は安全な甘味料~カーギルなど、調査結果を公表
穀物大手カーギルと飲料大手コカコーラは、食品医薬品局(FDA)に食品添加剤としての認可を求めている新しい自然甘味料「トルビア」について、安全性や永続性を裏付ける最新の調査報告を発表した。
http://www.usfl.com/Daily/News/08/05/0519_034.asp?id=60825
ウォールストリート・ジャーナルによると、トルビアは南米産の植物ステビアの抽出成分の商品名で、一般名称は「レビアナ」。食品や飲料に自然の甘味を加えられるうえ、カロリーはゼロ、味も良いと言われているが、米国ではまだ食品添加物として認められていない。
過去20年間の研究では、1985年にネズミの実験で肝臓に変異が見られたほか、男性の生殖能力に関する懸念なども浮上しており、使用を禁止している国もある。FDAは90年初頭、安全性を判断するためのデータが不足していると結論づけており、後に栄養補助食品としての販売は認可している。
最近では世界保健機構(WHO)が、「深刻な有毒性のリスクはないが、ステビアを大量に服用すると血圧や糖尿病患者の血糖値が下がる懸念もあるため、こうした影響に関するより多くのデータが必要」という結論を下している。
これに対しコカコーラとカーギルは、85年の実験で使われたのは精製されていないステビアで、両社の新商品とは異なるなどと主張しており、報告書では「トルビアの消費が2型糖尿病の血糖値に影響することはなく、健康な成人の血圧に大きな影響を与えることもない」と説明した。またネズミを使って雄と雌の生殖機能への影響なども調べている。報告書は科学誌Food and Chemical Toxicologyに掲載された。
両社は2007年、食品添加物としての使用が認められている日本、ブラジル、中国など12カ国でトルビアを販売すると発表しているが、供給が限定されているため、普及には時間がかかるとみられている。
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