わがまち食自慢:島根・浜田 ケンボロー手づくりハム工房 /中国
◇素材生かし、うま味凝縮 一番人気はベーコン、一度食べたら忘れない味
最も健康度の高い豚として、世界で評価されているケンボロー豚の肉を原料にベーコン、ハム、ソーセージなどの食品を手作りし、販売している所があると聞き、その島根県浜田市金城町久佐の「ケンボロー手づくりハム工房」の直売所「げんごろう」を訪ねた。【大賀英作】
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20080603ddlk32100531000c.html
浜田自動車道・金城スマートインターチェンジ(ETC専用)で下車。南へ約2キロ。主要地方道浜田・八重・可部線沿いにある。近くには、「かなぎウエスタンライディングパーク」▽温泉と宿泊、交流の施設「きんたの里」▽美又温泉などがあり、広島からの買い物客が立ち寄っている。
製品は、フレッシュ肉なども含め、約30種ある。この中で一番の人気商品はベーコン。200グラム入り750円。「一度、食べたら忘れない味。肉の素材を生かし、必要最小限の塩と砂糖、食品添加物を使用し、防腐剤、調味料は使っていません。特に原料肉の脂肪分が良く、塩分が少なく、肉のうま味だけです」と松本進工房長(50)。松本さんは隣の邑南町矢上の出身で、県立矢上高校を経て、東京農大卒。豚肉を研究し、神奈川県の手作りハム工場で技術を学び、00年4月、工房がオープンしたのに伴い、工房長へ。
また、モモ肉1本(約10キロ)を骨付きのままハムに仕上げた芙蓉(ふよう)ポークの骨付きトックリモモハムも人気。今年から定期的に製造し、販売。スライス200グラム入り800円。ブロックもある。
工房名に使われている「ケンボロー」は豚の商品名。イギリスのケンブリッジ大学とエジンバラ大学によって、開発されたことに由来。ケンボロー豚(とん)は米と同じように、「主食として毎日、食べ続けても、健康を害さないように」という願いを込めて作られたという。
農場は、金城農場(浜田市金城町、母豚数650頭)▽旭農場(同市旭町、同570頭)がある。豚に音楽を聴かせ、豚に支給する飼料の運搬方法にまで、きめの細かいルールを定め、衛生管理も徹底。問い合わせは、「ケンボロー手づくりハム工房」(0855・42・2364)。
◇お客さんとの信頼関係を重要視--「ケンボロー手づくりハム工房」工房長・松本進さん(50)
「おいしさ日本一」「商品クレームゼロ」を目指しています。お客さんにクレームをいただけることを感謝し、お客さんとの信頼関係を重要視しています。04年12月25、26日ごろ、広島市のお客さんから「注文した商品がまだ、届いていない」という電話がありました。商品を出すのを忘れていたのです。申し訳ない気持ちでいっぱいで直ぐに、商品を持ってうかがいました。初めてのお客さんでしたが、これがきっかけになつて毎月、商品を買っていただき、更に、新しいお客さんを次々に、紹介してもらいました。ありがたいことです。一人一人のお客さんを大切にしています。自分の商品に自信があり、今は生ベーコンの開発と取り組んでいます。年末をメドに販売を計画しています。
毎日新聞 2008年6月3日 地方版
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