味の素、カプシエイト類の1つである「ジヒドロカプシエイト」が米FDAからGRASを取得
カプシエイトの主力成分の1つであるジヒドロカプシエイトが
米国FDA(※1)よりGRAS(※2)を取得
~ 新規抗肥満素材として大きな可能性 ~
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=218496&lindID=4
※1)FDA(Food and Drug Administration):食品医薬品局
※2)GRAS=Generally Recognized As Safe:一般的に安全と認められる食品
味の素株式会社(社長:山口範雄 本社:東京都中央区)は、新規食品素材ジヒドロカプシエイトについての専門の学識経験者によるGRAS(Generally Recognized As Safe:一般に安全と認められる食品)評価に対し、米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)から、その評価結果に問題がないとする旨の見解を2009年3月9日に取得しました。
GRASとは、食品加工に使用する素材について一般に安全と認められるかどうか専門の学識経験者による客観的な評価を行う制度です。安全と認められた素材については、その評価内容をFDAに通知し、評価結果に対する見解を得ることが推奨されています。これにより、当社独自の酵素技術によって開発された新規素材ジヒドロカプシエイトは、米国において食品に利用することが可能となりました。
また酵素技術による生産により、より安価に安定的な供給が可能となります。
ジヒドロカプシエイトは、カプシエイト類の1つで、エネルギー代謝を亢進させる作用があるとされており、世界的な健康課題の1つである肥満への効果が期待されています。今後、米国市場での食品への利用について様々な可能性が広がり、新規素材として新たなビジネス展開が期待できると考えています。
なお、日本国内では既に、辛くない新種のトウガラシから抽出した天然成分「カプシエイトR」を使用したサプリメント製品を開発、販売していますが、こちらについては今後も引き続き、天然成分のみを使用します。
■ジヒドロカプシエイトとは
ジヒドロカプシエイトは、辛みをほとんど示さない唐辛子品種「CH19甘」から同定された新規成分カプシエイト類の1つです。カプシエイト類にはジヒドロカプシエイトの他、カプシエイト、ノルジヒドロカプシエイトがあります。カプシエイト類は、構造上カプサイシンと類似していますが、その辛みや刺激性は非常に弱く、カプサイシンの辛さの約1/1000です。
京都大学や北米の大学・研究機関と味の素株式会社との共同研究で、カプシエイト類にエネルギー消費の指標である酸素消費量の増加や、体脂肪量の減少が認められています。
■GRASとは
GRASとはGenerally Recognized As Safeの略で、1958年に米国FDAが定めた制度です。
食品に使用する物質について使用条件下で一般に安全と考えられるかどうか、専門の学識経験者により、客観的な評価を行なう制度です。
米国では、食品(サプリメントは除く)に使用する新たな物質については、食品添加物としての認可やGRASであることを確認する必要があります。
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